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未就学児を過信しない!子供を危険から守る(マンション編)

 

マンションで子育てをされている方、最近日本のニュースで、子供の事故が頻繁に報道されていますが住宅建築コーディネーターとしての知見も含めてお知らせいたします。

 

1) バルコニーに物を置かない

バルコニー、マイホームや賃貸でも最近は広めのデザインになっています。

日本の場合、ふとんが干せる、洗濯物が干せる、もあり、植物や園芸、ガーデニングをしたい、という方もおられると思います。

 

椅子や、台があると子供は興味を持って登ってしまいます。基本的には、物を置かない高さで、手すりは設計されています。1100以上、あるいは高層階なら10センチ刻みで高い場合がありますが、子供が台に乗ることは、想定されていません。

 

 

2)普段からバルコニーへのアクセスを

シャットアウトする

 

日本の場合、バルコニーへは引き戸を開けて行けます。今、コロナ禍で、季節が良いから開けたままにしておこう、あるいは開けっ放しがあるかもしれませんが、子供を24時間、目を離さない、というのは至難の業です。

 

子供は、興味があるところ、ことには、すぐ行ってしまいます。引き戸をあけてはいけない、と親が言っていてもついつい、開けられるからあける、飛行機があるから開ける、下で声がしたから等、沢山の理由でバルコニーに行きたいと言うでしょう。

 

◆賃貸物件の場合

壁に穴を開ける事は、許されていないというのが基本ですが、現実的に危険回避には、バルコニーは、風通しだけできて、子供が行かない工夫が必要です。

 

顔見知りの大家さんの場合は、現状復帰が必要か物件であっても、防護柵を取り付けて良いか聞いてみましょう。

具体的に

 

•柵をつくる

→商品を買う、大工さんに頼んで取り付ける

 

•既存ガラスサッシに

→上部に鍵をつける

 

•建具を変える

→おしゃれにリノベになりますが、和室襖を空気は通るデザインで、上部にロックをつける

 

•音で伝える

→子供がベランダやバルコニーにいるのを気付かなかった、という事故例があります。バルコニーに行く場合は、必ず大人がそばにいるか、

音で知らせる、というのも手です。

 

•つっぱり棒系

棒は視覚的には、機能しているように見えますが、子供の年齢によって容易に取り外せます。また、子どもを守るための製品でない場合、親がしっかり取り付けても、その用途や機能のためにデザインされていません。

ですから、効果は認められない、事故を100パーセント塞ぐことができないことを認識し、勝手に取り付けるのはやめましょう。

棒自体に強度がなく折れたり、押したらとれた、という場合があります。

 

 

 

◆購入物件の場合

購入物件の場合は、自由に変更できます。

商品によっては取り付け側が、しっかり木部分や、石膏ボードまで取り付けられている必要があります。地域の工務店、住宅建築コーディネーターに相談しましょう。

 

◆年齢によって安全対策を!

 

赤ちゃんでも、ハイハイをしたり、もうすぐ立ち上がりそう、という場合、あるいは、4歳でも力が強い!など、子どもは皆、成長段階や環境によりどんな動きをするか、危険を察知できるかは変わります。

 

基本的に子どもの視野(実際に見える範囲)は、大人よりずっと狭いのです。

 

 

◆親だけでなく、育児を手伝ってくれる人にも周知を

バルコニーは危険であること、日頃から物を置かない、少しでも空いていたら、目を離さない、網戸のように軽い戸で、閉まっていると思わない事が重要です。

 

◆補助錠にはどのようなものがあるか

サッシを大人が中から閉めておける鍵を補助錠といいます。

サッシの上部につけるもの、下部につけるものがあります。子供用におすすめは、上部につけるものです。ご自宅のサッシに合うか確認してからつけましょう。

 

下部につけるタイプにも様々な製品があります。製品を作っている会社もチェックし、レビューも参考にしましょう。

 

 

音で慣らしてくれるというアラームの製品が、アマゾンで現在1位を取っています。

 

 

◆ドイツのバルコニーアクセス

ドイツの場合、引き戸ではなく内向きに開く開き戸がほとんどです。機密性が高く、持ち手を上にすれば、ガラス戸が斜めになり、上部だけ開きます。空気の入れ替えには、5-10分全開放します。安全でいえば、このようなサッシの方が、大人が操作しなければ開かないしくみになっていますので、安全と言えるでしょう。

リノベーションをお考えの方には、サッシも重要なポイントとなります。

ドイツの製品が好きな方には、ヘーベシーベをお勧めします。

 

 

ヘーベシーベ 引き込み | 木製サッシのプロファイルウインドー (profile-windows.com)

 

◆子ども部屋にはまだいない未就学児

通常子供部屋にはベランダがない、というのがマンションの間取りですが、リビングダイニングで食事や日中の活動、勉強をするにあたり、子供が過ごす場所は、リビングダイニングの日当たりの良い場所や、バルコニーがある場所となっています。

 

特にコロナ禍でリビングでひらがなを練習、遊ぶなどの活動、赤ちゃんだとリビング横の和室で子供を寝かせている、という方もいらっしゃるでしょう。

 

子供は家にいて安全、という思い込みを外し、改めて住まいの中を見直しましょう。

 

シニアでもそうですが、事故のほとんどは、家の中で起こります。2センチくらいの段差、カーペットのめくれ、階段から滑り落ちた、地震で家具が転倒した、など実は様々に危険があります。

 

◆リモートワーク中、家事中は注意!

リモートワーク中、子供をみている方、改めて、さっと目を話した隙に、がないか大人同士、家族でも情報を普段から共有しましょう。

いつも子供を見ている人、普段は仕事で日中みていない、という方にも情報を共有しましょう。

 

◆バルコニーは、外から中への防犯対策が先に言われがち。中から外へ、子供の落下防止を考えましょう。

以下はセコムさんのサイト。防犯に関する記事です。

https://www.secom.co.jp/kodomo/p/20151221.html

 

◆ご相談は

住まいのご相談、工事のご相談がありましたらオンラインでも受け付けておりますので、お知らせ下さい。